ランクセス 20年までに女性管理職を20%に引き上げ目指す

2012年11月13日

ゴムタイムス社

 ランクセスは12日、世界中のランクセス拠点を対象とした女性の中間および上位管理職比率の向上を中期目標に掲げると発表した。
 この独自の取り組みにより、20年までに女性管理職比率を現在の15%弱から約20%へ引き上げることを目指す。現在、ランクセスの総従業員数は1万7100人で、うち18%が女性。
 ランクセスのCEOアクセル・ハイトマン氏は「この意欲的かつ非常に具体的な目標によって、より多くの実力ある女性がランクセス社内でキャリアアップを図ることができるようサポートします。人口構造の変化に照らしたランクセスの取り組みは機会均等に貢献します」とコメントした。
 今年9月末日より、DAX30(ドイツ株価指数)の構成銘柄となった同社は、他のDAX30企業と同様に、2011年10月にドイツ政府が提言した緩やかな割当制(クオータ制:経営中枢への女性の割り当て)を自主的に採用することを決定した。
 また、昨年ランクセスは「ダイバーシティ・アンド・インクルージョン(多様性の受容)」に対する取り組みを始めた。これは、従来より男性優位の化学産業において、機会均等およびワークライフバランスを推進する同社の方針を明
確に示すもの。

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