三ツ星ベルトの2013年3月期中間連結決算は、売上高が前年同期比2・1%増の276億3700万円、営業利益が同9・1%減の28億900万円、経常利益が同10・4%減の25億4400万円となった。四半期純利益は同15・8%減の15億6000万円。
同社グループはアジア圏を中心とした海外市場における販売活動を強化するとともに生産体制の再構築を推進し、経営の効率化と一層のコスト削減に取り組み、その結果増収減益となった。
〈国内ベルト〉
自動車用ベルトは補修用が減少したものの、新車組み込みライン用の需要が拡大、全体では売上高が増加した。一般産業用・OA機器用ベルトは、ユーザの海外生産移管、欧州向け輸出の低調から減少。運搬ベルトは新製品が食品業界向けに伸張し増加、合成樹脂素材は前年同期並み。
売上高は128億4100万円、同1・5%減、営業利益は30億3300万円、同9・8%減。
〈海外ベルト〉
欧州では消費の低迷により売上高が減少、アジアでは一般産業用は減少したが全体では微増。米国では自動車用、一般産業用ともに売り上げは増加。
売上高は102億9600万円、同2・5%増、営業利益は4億3200万円、同49・6%減。
〈建築資材〉
建築部門は昨年の震災影響による落ち込みから回復し、売上高が増加しした。土木部門は廃棄物処分場関連の物件が寄与し、増加。
売上高は23億7200万円、同17・3%増、営業利益は7700万円、前年同期は営業損失1100万円。
通期の連結業績予想は、売上高が560億円、前期比1・2%増、営業利益が56億円、同1・7%減、経常利益が同6・2%減、当期純利益が33億円、同0・2%減を見込んでいる。
2012年11月19日