アキレスの13年3月期第2四半期連結決算は、売上高393億4400万円、前年同期比1・0%減の小幅な減収となったが、収益面は営業利益9億4200万円、同9・6%増、経常利益11億円、同6・8%増、四半期純利益2億7500万円、同47・7%増の増益となった。
シューズ事業の売上高は88億3900万円、同12・8%減、営業利益は5億8300万円、同25・1%減となった。小売価格の低価格化と競争激化が続く中、スケッチャーズの契約終了もあり、減収減益となった。
プラスチック事業の売上高は176億2700万円、同6・4%増、営業利益は6億円、同38・1%増となった。レザー、合成皮革を中心とした車輌内装用資材は東日本大震災による大幅減産からの回復およびエコカー減税などの特需効果もあり、増収増益となった。海外事業は中国市場の好調さに支えられた。フィルムは海外向け電材用や太陽電池関連の不振で売上げは減収となり、北米事業では、文具用や医療関連が堅調に推移した。農業資材分野は前半の風害対応により販売を伸ばした。
産業資材事業の売上高は128億7700万円、同1・2%減、営業利益は9億2900万円、同5・0%増となった。
通期の連結業績予想は、売上高820億円、前期比0・9%増、営業利益20億円、同30・1%増、経常利益24億円、同35・0%増の増収増益を見込んでいる。当期純利益は13億円の予想。