昭和電線ホールディングス デバイス事業は減収増益

2012年11月19日

ゴムタイムス社

昭和電線ホールディングス㈱が9日発表した2012年度3月期の連結決算は売上高が前年同期比7・4 % 減の792億5200万円、営業損失が8億2900万円、経常損失が18億4900万円となり減収減益となった。当期純損失は18億8600万円(前年同期も9億9500万円の減益)。
 デバイス事業については、ワイヤハーネスや精密デバイス(ローラ)の海外生産は堅調に推移し、また前期に増産投資した建築用免震装置の受注は拡大し、売上は第2四半期以降増加の基調に転じたが、出荷の端境期となった第1四半期の影響を埋めきれず、売上高は前年同期比0・9%減の89億7400万円、営業利益が同13・7%増の3億1600万円となった。免震事業の上期の売上高は16億円、下期の業績予想では24億円を見込んでいる。
 「デバイス事業の免震については4・5月は受注も引き合いがあるものの、生産量が落ち込んだ。7月に入いり、受注も回復し現在はフル稼働で生産開始している。下期としては上期対して5割増しの売上を見込んでいる。収益改善として1億5000万円を目指す」(相原社長)
 通期の連結業績予想は売上高が1660億円、営業利益が17億円、経常利益が1億円、当期純利益が1億円と前回8月の下方修正からの修正はない。

会見する相原社長

 

 

 

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