バンドー化学は20日、装飾表示用フィルム「バンドーグランメッセ」シリーズにて不燃仕様のインクジェットプリント用メディア「バンドーグランメッセＧＭ―ＮＣＭ」、ラミネートフィルム「バンドーグランメッセＧＭ―ＮＣＯＧ／ＧＭ―ＮＣＯＭ」を開発したと発表した。
同製品は建築基準法が規定する防火認定（不燃）を取得し、建築基準法のホルムアルデヒド発散建築材料にも適合する。
近年、インクジェットプリント製品は店舗やアミューズメント施設の内装への使用が増えつつあるが、これまで金属板以外の下地材に施工する場合の防火認定（不燃）の取得は一般的な構成のインクジェットプリント製品では困難とされてきた。同社では、社内一貫生産の強みを生かし、メディアとラミネートフィルムの設計の最適化と工程管理により、防火認定（不燃）をはじめとする以下の特長を持つ製品の開発に成功した。
同製品は建築基準法で指定されているケイ酸カルシウム板、石膏ボード、ガラスなどの金属板以外への施工での防火認定（不燃）に適合（認定番号取得済）。また、建築基準法で指定されている金属板、特定のアルミ複合板を下地材に用いた場合にも防火認定（不燃）に適合（認定番号取得済）。建築基準法のホルムアルデヒド発散建築材料の規制対象外となるＦ☆☆☆☆にも適合している。
不燃仕様のラミネートフィルム
