日本インシュレーションは20日、物流施設をモデルにした照度計算シミュレーションによって、同社のけい酸カルシウム耐火被覆板「ニュータイカライト」の使用で照明電力を17%カットできることを確認したと発表した。一方、空間明るさ感評価指数であるFeuは約10%アップする。
同社は、今までも顧客から「けい酸カルシウム耐火被覆板は明るくていい」という評価を得ていたが、改めて定量的に、その効果を確認することができたとしている。
けい酸カルシウム耐火被覆材は白色の耐火被覆材で、これまでにも「出来栄えがよい。材質が白色であり、梁はボックス型になるためシンプルで明るく清潔感のある空間が実現できるのも魅力」であると評価されてきた。
そこで今回、吹付けロックウールや巻付け耐火材との比較で、物流施設をモデルに床面平均照度が300ルクス程度になるように照度計算シミュレーションを行った。結果、けい酸カルシウム耐火被覆板を使うことで床面平均照度はほぼ同じでも、必要な照明器具台数を6分の5に減らすことができ、消費電力量が17%カットできることが確認できた。それでいて空間明るさ感評価指数Feuは約10%アップ、室内をより明るく感じることができるという結果となった。
2012年11月22日