PVC Design Award 2012の表彰式が11月27日、東京・如水会館で開催された。同コンテストは昨年開催された塩ビものづくりコンテストが名称変更されたもので、今回で2回目の開催となる。
主催は東日本プラスチック製品加工協同組合、中日本プラスチック製品加工協同組合、西日本プラスチック製品加工協同組合、日本ビニール商業連合会、日本ビニル工業会、塩ビ工業・環境協会の6団体からなる塩ビものづくりコンテスト実行委員会。
テーマを社会に求められる「〇〇×Soft PVC」とし、汎用樹脂の中でも柔軟性、加工性、透明性等に優れる軟質塩ビを活かした魅力ある製品開発を幅広く促し、関連産業の活性化と発展に寄与するために実施されている。
10月20日の応募締切までに、全国から144点の作品と98点の製品が集まった。
開会式で森俊三実行委員長は「前回は準大賞どまりだったが、今回は初の大賞が出る見込みで、大変喜んでいます。その製品が今後の日本のものづくりの活性化、業界の発展につながるものと大いに期待しています」とあいさつした。
大賞は株式会社三洋鈴木伸也さん制作のPUSHIONとなった。同製品はポンプが必要なほどの労力を要せず膨らませて、好みに応じて簡単に空気量が調整できるエアークッション。膨らませた後に赤血球のような優しいえくぼが表れるのも特徴となっている。
優秀賞には、SUNBOOT森川良一氏の「染めを履く」。株式会社三洋山崎正彦氏のエアーディンプルボールが選出された。その他、特別賞は6点、入賞にはアキレス石倉氏の窓貼りフィルムWガードなど9点が選出された。
また、多数の製品を応募し貢献したアキレス、オカモトなどの11社に感謝状が贈られた。
2012年12月03日