三福工業㈱（栃木県佐野市、三井福次郎社長）は福島県田村市の福島工場を増設すると発表した。
福島工場の敷地内に４階建ての新工場を建てる計画。
現在は佐野市内の同社工場でプラスチックのリサイクル材料、自動車部品、農業用フィルムなどに使用する「カーボンマスターバッチ」を生産しているが、生産が追い付かない状況のため、福島工場に増設を決めたという。敷地面積は約１３００㎡。投資額は約３億円。２０１３年５月から「カーボンマスターバッチ」の生産を開始する。
新工場の生産量が月約３００㌧、になることで、同社全体での生産量は約２・５倍となる予定となり、２０１５年３月期には３億～４億円の売り上げを見込んでいる。
同社は新工場の従業員を地元から７～８人程度雇用することで、東日本大震災や原発事故の復興に貢献していくという。
現在の福島工場は家電やビニール袋等に使う複合素材を製造している。
現在の福島工場の様子
