カーボンブラック協会がまとめた10月のカーボンブラック品種別実績によると、出荷量5万2374㌧、前年同月比12・6%減と、7ヵ月連続で前年同月実績を下回った。 タイヤの出荷及び輸出が不調になったことにより、カーボンブラック需要が減少したものと推測される。
10月の出荷内容は、タイヤ向けが3万7562㌧、同13・4%減、一般向けは1万276㌧、同14・4%減。非ゴム向けは3357㌧、同6・8%増となった。なお、9月の輸入量は1万4270㌧、同9・0%現となった。
以上の結果、1―10月の出荷量は全体では53万1969㌧、前年同期比8・1%減となった。内訳は、ゴム用が50万1404㌧、同8・0%減、非ゴム用・その他は3万565㌧、同9・4%減。一方、生産量は全体で54万2802㌧、同5・7%減となった。
なお、ゴム用出荷のうちタイヤ向けは38万4205㌧、同9・6%減、一般ゴム向けは10万3730㌧、同1・4%増。