日本ベルト工業会がこのほど発表した2013年のゴムベルト需要予測によると、内需環境は好転せず、円高の継続など先行き不透明感が強く、また中国反日デモによる日系自動車メーカー減産などの影響もあるものの、新興国向け輸出の拡大により、ゴムベルト合計で3万790トン、2012年実績見込み対比0・9%増とほぼ前年と変わらない生産量と予測している。
内需見込みは同2・5%減の1万8494トン、輸出見込みは同6・5%増の1万2296トンを予測。 コンベヤベルトの2013年需要予測は内需は同1・9%減の9261トン、輸出は前年よりも伸び率は下がるが、同9・7%増の1万497トン、合計生産量は同4%増の1万9431トンと予測。
伝動ベルト需要は、中国での減産や円高の状況が不透明なことから、合計生産量は同4・1%減の1万1359トンを予測。うち内需見込みは同3・1%減 の9560トン、輸出が同8・9%減の1799トンを見込んでいる。
樹脂ベルトの2013年需要予測は食品・食品機械需要は底堅く、生産予想量は同6%増の103万7505㎡と100万㎡の大台に回復する見込み。 内需見込みは同5%増の96万4885㎡、輸出は2%増の1万8680㎡を予測している。
P・V・C需要は同3%減の17万3050㎡ン、内需は3%減の16万9050㎡、輸出は6%減の4000㎡の見込み。一方、ポリウレタン需要は4%増の70万1803㎡、内需は4%増の63万4703㎡、輸出は11%増の6万7100㎡の見込み。
2012年12月11日