クラレプラスチックス㈱は12年度を初年度とする3ヵ年の新中期経営計画をスタートさせている。クラレ・グループの中期経営計画「GS―Ⅲ」のビジョンに基づき業績目標を定めた。
初年度(12年度)は売上高84億2000万円、営業利益4億5000万円としたが、下期の急激な需要減退が影響し、達成は難しい状況。
13年度の計画は、売上高92億9000万円、営業利益6億3000万円、11年度業績対比では売上高で10%増、営業利益は40%増、最終年度の14年度計画は売上高が104億5000万円、11年度対比12%増、営業利益は9億1000万円、同44%増を目指す。
さらに、将来像として18年度の事業規模を定めたが、売上高は160億円、営業利益14億3000万円とした。セグメント売上高は、フィルム・ラミネート事業が46億円、ゴム・化成品事業およびコンパウンド事業はそれぞれ50億円の見込みとなっており、今後はコンパウンド事業の事業規模拡大に注力する。
同事業は、製品ブランドを「アーネストン」に変更、13年度上期にはタイにおいて日系企業と生産委託契約を結び、タイ、中国を含めたアジア市場で拡販を図る。