バンドー化学
不燃仕様のインクジェットプリント用メディア 「バンドーグランメッセGM―NCM」
バンドー化学は、装飾表示用フィルム「バンドーグランメッセ」シリーズにて不燃仕様のインクジェットプリント用メディア「バンドーグランメッセGM―NCM」を開発した。同製品は建築基準法が規定する防火認定(不燃)を取得し、建築基準法のホルムアルデヒド発散建築材料にも適合する。近年、インクジェットプリント製品は店舗やアミューズメント施設の内装への使用が増えつつあるが、これまで金属板以外の下地材に施工する場合の防火認定(不燃)の取得は一般的な構成のインクジェットプリント製品では困難とされてきた。同社では、社内一貫生産の強みを生かし、メディアとラミネートフィルムの設計の最適化と工程管理により、防火認定(不燃)をはじめとする以下の特長を持つ製品の開発に成功した。
三ツ星ベルト
樹脂ベルト新シリーズ 「Tailorbelt」
三ツ星ベルトは、樹脂ベルトの新シリーズ「Tailorbelt(テーラーベルト)」を来年1月に発売する。同シリーズは新たなモノづくりコンセプトで樹脂ベルトの開発力を強化し、作られたもの。
顧客の要望に合わせたベルト品種を選定し、寸法裁断、各種プロファイルを溶着・縫製。さらに、穴あけや金具ファスナー等の加工を施す。これらの工程が洋服の仕立てと重なるため、「上質な背広を仕立てる仕事ぶり」になぞらえ、「Tailorbelt」と呼んで1本1本製作し、ユーザーのもとに届けていく。
同社は同シリーズの追加により、樹脂ベルト「ネオフレックススタートR」の商品ラインナップをより充実させ、さらなる販売拡大を目指す。
東洋ゴム工業
低燃費タイヤ 「NANOENERGY 3」
東洋ゴム工業は、低燃費タイヤブランド「NANOENERGY(ナノエナジー)」の新製品として、「NANOENERGY 3(ナノエナジー・スリー)」を発売した。全46サイズでオープン価格。
「NANOENERGY」はタイヤのゴム材料開発をナノレベルで制御する同社独自の材料設計基盤技術「Nano Balance Technology」を駆使した低燃費タイヤブランド。現在、同シリーズはNANOENERGY0、1、2の3商品をラインアップし、ラベリング制度における転がり抵抗性能「AAA」グレードにおいて、業界で唯一、ウェットグリップ性能「a」「b」「c」の3グレードを揃える製品となっている。「NANOENERGY 3」は、転がり抵抗性能「A」/ウェットグリップ性能「c」グレードの低燃費タイヤ。
トヨックス
ホース配管安心セットシリーズ 「ハイブリッドトヨシリコーン」
トヨックスは、ホース配管安心セットの更なる品揃え充実のため3製品を新発売した。今回発売したのは、食品・耐熱用ホース「ハイブリッドトヨシリコーン」、食品・薬品用ホース継手「トヨコネクタTC3―F」、安心・安全・省エネホースバンド「Wセーフティ」の3製品。これら3商品は独自のホースドクターカーで現場ユーザーへ800社以上訪問した中で、現場ユーザーからの苦情や要望が多いものを商品開発し、現場要望に対応したもの。この製品開発は同社が技術提携している伊・フィット社の技術ノウハウの提供により可能となった。「ホース配管安心セット」の品揃えを更に充実させ、今まで以上に現場ユーザーの安全職場改善や生産性向上などの改善要望に応えることで、販売機会が一段と広がるとしている。
JSR
プロテインA担体 「Amsphere TM Protein A」
JSRは、同社のライフサイエンス系グループ企業であるJSRライフサイエンスが、抗体医薬製造の精製工程に用いられるプロテインA担体「Amsphere TM Protein A」を販売開始した。
プロテインA担体「Amsphere TM Protein A」は、同社独自の粒子設計技術「Poronomics TM」により開発された親水性の多孔質ポリマー粒子を基材とし、遺伝子組み換え技術により生み出された高い耐アルカリ性を有する独自のプロテインAを結合させた担体。独自技術によって、抗体の結合容量が繰り返し使用でも低下しにくい、精製品質を損なう不要物が混入しにくく純度の高い抗体を得られる、という特長を実現している。
ブリヂストン
鉱山車両向け タイヤ空気圧・温度計測システム
ブリヂストンは、独自に開発したセンサーなどを用いて、運行中の建設・鉱山車両用ラジアルタイヤ(ORR)の空気圧・温度を計測し、情報をリアルタイムで運転手や運行管理者に送信するシステムを発売した。同システムの名称はB―TAG。このシステムの活用により、鉱山でオペレーションを行うユーザーでが、より円滑に運行を行うことが可能となる。このシステムは9月25日に米ラスベガスの建機展で発表されたのを皮切りに、今後グローバルに展開していく。同社は、B―TAGを活用することで、タイヤの空気圧・温度に関する情報をリアルタイムで伝えるとともに、異常な空気圧・温度が検知された際にはアラームにより通知、タイヤの故障を未然に防止し、より安全に運行できる環境を提供できるとしている。
日本ミシュランタイヤ
スタッドレスタイヤ 「X-ICE XI3」
日本ミシュランタイヤは、乗用車向けに冬道でのより安全な走行を目標に開発されたスタッドレスタイヤ「MICHELIN X―ICE XI3」を発売した。
発売サイズは14インチから18インチの計32サイズ。価格はオープン価格。現在32サイズだが、来年を目途にフルラインアップに拡充する予定。
新製品は、2004年に発売したX―ICEシリーズの第三世代モデル。スタッドレスタイヤへの基本要求であるアイス性能の更なる向上を第一に目指すとともに、潜在的ニーズである耐久性、省燃費性、静粛性をも高次元で確保することを目指して開発された。新製品はスペイン、ドイツなどの欧州やタイなどで生産される予定で、グローバルプロダクトとして各国で販売される。
住友ゴム工業
新ブランドの冬用タイヤ 「WINTERMAXX」
住友ゴム工業は、氷上性能を高めた新ブランドのスタッドレスタイヤ「WINTERMAXX」を発売した。発売サイズは88サイズ、価格はオープン価格。
同製品は、新開発の「MAXXシャープエッジ」と、ダンロップ独自の新材料開発技術「4DNANODESIGN」(フォーディーナノデザイン)により開発した「ナノフィットゴム」を採用し、同社従来品と比べ、氷上ブレーキ性能を11%向上させた。
また、目まぐるしく変化する冬の天候に対応するため、氷上性能だけではなく、様々な路面における性能を向上させるとともに、ライフ性能も大幅に向上させ、環境負荷低減にも貢献する。サイズラインアップは88サイズで、幅広い車種に対応が可能。