三菱樹脂 塩化ビニル管及び関連製品の価格改定

2011年08月22日

ゴムタイムス社

 三菱樹脂㈱(吉田宏社長)は8月22日、塩化ビニル樹脂およびその他原材料価格の高騰を理由に、塩化ビニル管および関連製品を9月1日出荷分から値上げすると発表した。
 対象製品と値上げ幅は、塩化ビニル管が15%以上、継手・マス・接着剤などの関連製品は14%以上。
 原材料価格の高騰に伴い、同社は本年4月に塩化ビニル管および関連製品の値上げを実施したが、原料メーカーは塩化ビニル樹脂をはじめとした汎用樹脂原料の値上げを今春に引き続き打ち出した。事業環境が大変厳しいことから、原料メーカーに対して強く反発してきたが、前回の値上げ以降、さらにナフサ価格が高騰しており、今後も原料の安定供給を受けるためには値上げを受け入れざるを得ない状況で、同社としても事業体質の抜本的な改善と製造コスト、物流コストの削減に努力してきたが、原材料価格の上昇はその自助努力の域を超えるものであり、現在の価格体系では製品の安定供給というメーカーとしての役割を果たすことが困難な状況にある。

 
 

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