ムーンスター(猪山渡社長)は12日、成長が早いとされる子どもの足に負担をかけず、同時に買い替えの負担も軽減する「サイズフィットシューズ」を12月下旬より順次発売すると発表した。
同製品は子ども向けカジュアルシューズブランド「キャロット®」より発売、全国の百貨店・靴専門店・量販店で販売する。
子どもの足は半年でおよそ0・5cm大きくなるが、子どもに1足の靴を半年以上履かせているユーザーが7割いることからも、子ども靴は少し大きめのサイズを購入する傾向がある。一方、大きめの靴を履かせると靴内部で前滑りを起こし、外反母趾やハンマートゥなどの変形を伴う障害の原因となることがある。そこで「サイズフィットシューズ」では厚みの異なる2枚のインソールを入れ替えることにより、1足でハーフサイズの調整が可能となる新機能を搭載。ハーフサイズ小さな足でも付属の厚みのある立体インソールが踵や甲をしっかり靴にフィットさせ、靴内部での前滑りを防止する。足が大きくなってからは通常のインソールに入れ替えることで足がフィットし、育ち盛りの子どもたちでも1足の靴をより長く、サイズがあった状態で履くことが出来る。
「キャロット®」の「4大機能」であるつま先ゆったり、フレックスジョイント®、洗えるインソール、かかとガッチリガードはもちろん、ママの声から生まれた機能として、インソールに適正サイズが一目で分かる「サイズめやすゾーン」も内蔵。インソール交換のタイミングを自宅で簡単に確認することができ、いつでもぴったりフィットした靴を履かせることで子どもの足の正しい発育をサポートする。
同製品は全4色、12月下旬発売予定のローカットタイプ「CR C2045」と全2色、1月下旬発売予定のミッドカットタイプ「CR C2046」の2種。両タイプともにサイズは15・0cm~19・0cm(2E)、価格は税込2625円、素材は合繊・合皮、ソールは特殊EVA・合成ゴム製。重量は16・0cmサイズでは約135kg 。
また、同製品は7月に発表されたキッズデザイン賞で、「子どもの体の成長に伴うシューズのサイズ問題と、できるだけ長く履かせたいと思う親の願いを、中敷の交換という身近な発想で同時に解決した良品である。成長期の子どもの足への負担や変形の防止のみならず、長く履き続けるというもったいない精神の導入のメリットを併せ持ち、最優秀に値する」として、経済産業大臣賞を受賞している。
2012年12月13日