電子機器、情報機器の開発・製造・販売の㈱エルエーシー(東京都町田市、買場佶社長)が注力するタイヤに印刷可能な「LACタイヤプリンター」は今年の4月から販売開始し、好評を得ている。
同製品は発売前からマスコミのメディアに取り上げられ、現在も注目を浴びている。また自動車関連の展示会で、営業の市場調査の際に、ユーザーからの評価は高く、同製品を導入している企業を紹介してほしい、すぐにでも利用したい等の声が多かったという。
同製品の特長はタイヤサイズ直径最大850㎜までの二輪や四輪のタイヤにプリントが可能であり、ユーザーはパソコンでデザインを自由に作成、タイヤのドレスアップを堪能できる点等が上げられる。同製品は完全受注生産で納期が約1カ月。価格は300万円(税別)。またプリントコストはプリント面積によるが、塗料コストは非常に安価に設定している。
最近の需要動向として、タイヤショップ、印刷業、自動車整備業等に同製品の導入があり、着実に実績を伸ばしている。また自動車メーカーのディーラーの引き合いや個人がサイドビジネスとして同製品を使用したいとの引き合いも増えてた。同社は10月から本格的に営業販売を開始し、自動車のカスタムショップなども視野にいれ、今以上に拡販していく計画。すでに導入されたユーザーも来年から同製品を使用したビジネス展開が行われる予定となっている。
「タイヤショップ様にぜひ導入をしていただきたいと思っています。現在は厳しい状況に強いられているタイヤショップ様が多く聞いており、安価な海外製タイヤと比較するのではなく、中古タイヤをデザインタイヤとして販売するなどビジネス戦略はたくさん考えられます。LACタイヤプリンターを使用してビジネス展開をしていただくことで、少しでもタイヤショップの市場の活性化につながっていければいい。中古タイヤのデザインタイヤを販売すれば、洋服を買い替えるように、季節毎にはき替えていくことも可能です。タイヤショップ様はあらゆる業種とのつながりがあるので、ビジネス展開はしやすいのではないでしょうか」(同社)
同社はユーザーに営業車のタイヤにプリンターすることで営業促進につなげたり、タイヤデザインに困った場合には、デザインの専門学校と提携し、デザインを募集するなど積極的に提案を推し進めている。
最近では、「LACタイヤプリンター」のホームページもリニューアルし、同製品の導入事例、プリント施工の豊富な事例を紹介することで、販売促進につなげていく。問い合わせは042 ー751 ー6110まで。