ブリヂストンは14日、乗用車用低燃費タイヤの新ブランドとして「NEXTRY」を2013年2月1日より順次発売すると発表した。
発売サイズは63サイズで価格はオープン価格。うち13サイズは3月の発売予定。
「NEXTRY」は、ウェット性能や摩耗ライフ性能などタイヤに求められる基本性能を追求しながら、ドライ性能や乗り心地といった性能にも配慮している。「ラベリング制度」では全てのサイズが転がり抵抗性能グレード「A」、ウェットグリップ性能グレード「c」となり、同社のスタンダード低燃費タイヤとしてより多くの顧客に求められるサイズラインアップとなっている。同社の先進技術である「ナノプロ・テック」を採用したコンパウンドにより、基本性能を犠牲にすることなく、転がり抵抗を低減。また、「ウェット性能」「ドライ性能」「乗り心地」といった基本性能も確保し、さらにタイヤの偏摩耗にも配慮している。
同社グループは「持続可能な」社会の実現を目指し、2050年を見据えた環境長期目標の1つの柱として、「温室効果ガス排出削減に関するグローバル目標への貢献(CO2排出量50%以上削減)」を掲げている。「NEXTRY」は環境長期目標に向かうステップである2020年の中期目標「タイヤの転がり抵抗を25%低減し、モノづくりで排出される以上のCO2排出量削減に貢献」の達成に寄与する。
タイヤのライフサイクルにおけるCO2排出量の約9割は、その使用段階で車両の排気ガスとして排出されるもの。同社は「低燃費タイヤ装着率No.1」企業としてタイヤの転がり抵抗をさらに低減し、車の燃費を向上することによりCO2排出削減に大きく貢献したいとしている。
2012年12月14日