横浜ゴム シーリング材「SC―500NB」をリニューアル

2012年12月18日

ゴムタイムス社

 横浜ゴムは18日、「SC―500NB(エスシー・ゴヒャクエヌビー)」の容量変更を伴うリニューアルを実施すると発表した。「SC―500NB」は同社が5月より販売している建築用2成分形ポリサルファイド系シーリング材。12月中旬の生産分より順次新仕様品の出荷を開始する。
 リニューアルされた同製品は4L/SETへと小容量化を行うことで取扱いを容易にし、作業性を向上させた。また、2成分形シーリング材は現場で基剤、硬化剤、カラーマスターを混合して使用するが、4L/SETへの容量変更と同時に混合比率の見直しも実施し、混合性も向上させることで更なる品質の安定も実現した。
 さらに今回のリニューアルに併せ、同製品専用の硬化促進剤の販売を開始する。2成分形シーリング材は使用される環境に応じて最適な硬化性が得られるよう、季節に合わせた仕様で生産・販売している。硬化促進剤は基剤、硬化剤、カラーマスターと一緒に添加し混合することでシーリング材の硬化性を早める効果が得られ、特に気温低下に伴う硬化遅延が予想される冬季に更に硬化速度を適正化することが可能となる。
 ポリサルファイド系シーリング材は目地周辺を汚染しにくく美観性に優れるため、ビルやマンションを中心とした石目地、タイル目地などに多く使われる。「SC―500NB」は従来のポリサルファイド系に無い新たな特徴として、経年劣化によるシーリング材表面のひび割れや白亜化(チョーキング現象)が発生し難い高耐候性を実現し、建物の長寿命化が期待できる。また、シーリング材成分に含まれる可塑剤が塗料へ染み出し黒ずみやべたつきを発生させるブリード現象を起こしにくいノンブリード性能も付加している。

SC―500NB(ベースセット)の荷姿

SC―500NB(ベースセット)の荷姿

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