日立電線 電子及び電機材料事業を再編

2013年01月15日

ゴムタイムス社

 日立電線は1月9日、同社100%出資の連結子会社である日立電線ファインテックの電子材料の開発・設計業務を会社分割により承継すること及び、同社100%出資の連結子会社である日立マグネットワイヤの電機材料の開発・設計業務を会社分割により承継することを発表した。
 日立電線グループでは、中期経営計画に基づき各種事業構造改革施策を実行しているが、日立電線ファインテック分割及び本日立マグネットワイヤ分割は、この一環として、電子材料及び電機材料の開発・設計部門を日立電線に、製造部門を子会社に集約することにより、製品開発力の強化と経営の効率化を図るもの。
 今回の分割により、日立電線、日立電線ファインテック、日立マグネットワイヤの名称、所在地、代表者の役職・氏名、事業内容、資本金、決算期の変更は発生しない。日立電線及び同社100%出資の連結子会社を当事者とする会社分割であるため、2013年3月期の連結業績に与える影響はない。分割する部門の事業内容は日立電線ファインテックが電子材料(電子機器用電線、配線部品、加工付ケーブル)の開発・設計、日立マグネットワイヤが電機材料(巻線、製線、特殊線等)の開発・設計。契約締結日は2013年1月9日、効力発生日は2013年3月1日を予定している。
 同社は「今後、本事業構造改革の効果を当社グループの業績向上に繋げるよう努めてまいります」としている。

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