カーボンブラック協会 賀詞交歓会

2013年01月14日

ゴムタイムス社

 カーボンブラック協会の2013年賀詞交歓会は1月8日、東京・市ヶ谷のアルカディア市ヶ谷(鳳凰の間)で開かれた。会には会員メーカーの代表並びに資材商社の代表ら、90名を超す出席者で新年のスタートを祝った。
 年頭あいさつに立った工藤能成会長(東海カーボン代表取締役社長)は昨年末の総選挙における自民党政権の復活について触れ「円高是正による輸出産業の回復に期待され、新年は明るいムードで始まったことを嬉しく思う」と前置き、続けて「昨年は、上期は順調に推移したものの後半になって、日中関係の悪化から自動車産業の低迷、タイヤ輸出の減少など、当業界を取り巻く環境は厳しさが増し、12年のカーボンブラック総需要も前年比4%減、総生産量は輸入増もあり5%減となることが見込まれる。本年の需要見通しに関しては、緩やかな回復に期待されるが、財政の壁問題など不安要因が払拭されたわけではなく、大きな伸びは見込めず前年並みを予想する。こうした厳しいときこそ底力を発揮し、きめ細かな対応を図り、ユーザー業界の安心、信頼を高めていく必要があると考える。
 今年は巳年。ヘビが冬眠から目覚めることに例え、物ごとが始まる年、始まりの予感から経済発展が期待され、カーボンブラック業界にとっても良い1年となることを念願する」と語った。
 来賓を代表して、経産省の田中秀明企画調整担当補佐が同業界の発展を祈念する年頭あいさつを述べ、三菱化学常務執行役員の吉村修七炭素本部長が乾杯の音頭をとり、杯を掲げて新年懇親会に移った。

カーボンブラック協会の賀詞交歓会

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