新春TOPインタビュー ゲイツ・ユニッタ・アジア

2013年01月14日

ゴムタイムス社

   国内は開発部門に特化
    新興国は投資継続で拡販

 国・地域で事業戦略を立て、新興国での生産を拡大させ、市場に見合う製品開発を進めるゲイツ・ユニッタ・アジア(GUA)。新田元庸代表取締役副社長に本年の事業方針などを聞いた。

 ―12年を振り返って。
 新田副社長 前半は比較的順調に推移したものの足元は厳しい環境に様変わりし、アジア全体でみても今期の業績はフラットな感じ。アジア地域をベースにしながら伸びていないのは苦しいと言えるだろう。アセアン並びにインドは順調に推移した。
 一方、日本でのビジネスだが、国内自動車生産の好調もあって9月までは良かったが、直近の昨年12月時点の状況は低迷した。
 世界経済が12年は後半から厳しさを増したが、将来的には新興国での市場成長を予測し、現地での生産能力増強を図っている。インドでは2011年に新ラインを増設し能力増強を図り、前工程からゴム練り、最終製品に至るまでのフルライン設備を構築した。これにより、現地で自前で材料調達が可能になった。それまではグループ会社から送ってもらっていたので、今後の高い成長への迅速対応が実現し、必要に応じて、将来的に生産能力増強を推し進める計画だ。

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