カーボンブラック協会がまとめた11月のカーボンブラック品種別実績によると、出荷量5万225㌧、前年同月比10・9%減と、8ヵ月連続で前年同月実績を下回った。 自動車の生産及びタイヤの生産が低下したことにより、カーボンブラック需要が減少したものと推測される。
11月の出荷内容は、タイヤ向けが3万6661㌧、同10・6%減、一般向けは9038㌧、同19・5%減。非ゴム向けは3281㌧、同1・1%増となった。なお、10月の輸入量は1万5899㌧、同20・1%減となった。
以上の結果、1―11月の出荷量は全体では58万2194㌧、前年同期比8・4%減となった。内訳は、ゴム用が54万8348㌧、同8・4%減、非ゴム用・その他は3万3846㌧、同8・5%減。一方、生産量は全体で58万7109㌧、同6・7%減となった。
なお、ゴム用出荷のうちタイヤ向けは42万866㌧、同9・7%減、一般ゴム向けは11万2768㌧、同8・4%減。