日立電線は、2012年5月7日付「工業用ゴム事業の再編について」にて公表した工業用ゴム事業の再編の一環として、同社100%出資の連結子会社である東北ゴムの工業用ゴム製品の開発・設計業務を会社分割により承継することを発表した。
同社グループでは、工業用ゴム事業について国内事業の採算性を向上するとともに、新興国を中心とした海外需要の拡大を確実に捉えられる体制を整備することを目的として、同事業の再編を進めている。今回の分割は、この一環として開発・設計部門を日立電線に、製造部門を子会社に集約することにより、製品開発力の強化と経営の効率化を図るもの。契約締結日は2013年1月9日、効力発生日は2013年3月1日を予定している。
同社は「本会社分割は、当社及び当社100%出資の連結子会社を当事者とする会社分割であるため、2013年3月期の当社連結業績に与える影響はありません。なお、今後、本事業構造改革の効果を当社グループの業績向上に繋げるよう努めてまいります」としている。