積水化成品工業は、発泡ポリスチレンシート(PSP)の販売価格について、2月1日出荷分から一般原反で1kgあたり18円、ラミネート原反で1kgあたり18円(約4~6%)値上げすることを発表した。
同社はは昨年4月に13~18円/kg、7月に5円/kg、の値上げを実施したが、その後もPSPの主原料であるポリスチレン樹脂(PS)の価格は、ベンゼン価格とともに上昇した。PSメーカーによる再度の値上げを受け入れざるを得ない状況となり、収益悪化による採算改善のため今回の値上げを決定した。
発泡性ポリスチレンビーズ(EPS)の販売価格については、1月21日出荷分から一般グレードで1kg当り35円、特殊グレードで1kg当り45円(共に10%程度)値上げすることを発表した。
昨年10月に25~35円/kgの値上げを実施したが、その後もEPSの主原料であるスチレンモノマー(SM)の価格が急騰したため、収益悪化による採算改善のため今回の値上げを決定した。
今後の見通しは昨今の円安基調が拡大するような状況になれば、さらなる価格改定の可能性もあるとしている。