三井化学はポリプロピレングリコール(PPG)、ポリマーポリオール(POP)およびトルエンジイソシアネート(TDI)類、ジフェニルメタンジイソシアネート(MDI)類について、1月21日出荷分から値上げすることを発表した。
値上げ幅は、10%から15%。PPG、POP、TDI類が1kg当たり20円、MDI類が同25円となっている。
主原料のナフサが昨年6月を底に再び上昇に転じ、今年1―3月の国産ナフサ基準価格は1kl当たり6万円以上となることが予想されているが、同社は「トルエン、ベンゼンなどの原材料の調達コストが大幅に上昇し、生産合理化や物流改革などでもコストアップ分を吸収できないため、製品価格へ転嫁をせざるを得ないと判断した」としている。