東海ゴム工業は、ベッドや車椅子での介護やリハビリを支援する体圧検知センサ「SR ソフトビジョン」を、1月17日に発売した。
SR ソフトビジョンはゴム製で柔軟性が高いため、身体に違和感を与えることなくベッド表面や車椅子の座面に敷くことができる。被介護者の重心や骨の突出部位を色分けされた圧力分布で表示できるため、介護従事者は適切なポジショニングを確認することができる。また、体圧の変化を見ながら適正な姿勢を保つトレーニングを行うことも期待できる。
介護やリハビリの現場においては、要介護者の就寝時の床ずれ防止や着席時の体勢維持を、クッションなどを用いて常に最適な状態にする必要があり、こうした確認を的確に行うためには、ベッドの表面や椅子の座面の体圧変化を把握する方法がある。
同社は独自開発したオールゴムの触覚センサ「スマートラバー(SR)センサ」により、こうした体圧変化をモニター画面上の色で示す技術を開発し、今回SR ソフトビジョンとして商品化した。
東海ゴム工業は、今回のSR ソフトビジョンの発売を契機として、今後も人に優しいSR センサの特徴を生かし、幅広いニーズに対応した商品開発に取り組むとしている。