西部ゴム商組は1月16日、大阪市中央区のホテル日航大阪で新年賀詞交換会を開催した。
あいさつに立った西部ゴム商組の祖父江理事長は「昨年は多くの皆様に組合事業にご参加いただいた。国内では激しい価格競争が展開され、またネット販売がシェアを高めている状況だ。これから10年先を考えると、やはり人口問題が深刻だと思う。日本の人口は50年後に8600万人と予測され、現在より4000万人ほど少なくなるといわれている。生産人口も平成7年をピークに落ち込んでいる。昨年、インドネシアへ行ったが日本と異なりバイタリティにあふれ、人口も倍くらいいる。インドネシアから帰国して日本に降り立った時、活力が感じられなかった。海外での顧客をいかに取り込めるかか、そうでなくては10年後の成長は難しい。昨今、家電量販同士が合併をし経費削減を進め、さらに業態転換もしている。そのようなことは我々の業界にも起こってくるだろう。今年度は3月に韓国で開催されるプラスチックアンドラバーショーに視察へ行く。その際に現地の有力メーカーを集めて懇談会をする。さらに7月にドイツへ行く。ドイツは自然エネルギーの先駆者であり、世界を相手にした優秀な会社がたくさんある。ぜひ訪問して懇談してきたいと思う。我々はこれから海外に出てかなくてはならないと思う。海外での経験を経営に生かせるようにすることが重要だ」など述べた。
乾杯の音頭は、西部ゴム商組の加藤公三相談役が行い、「今年はチャンスの年なのでお互いに切磋琢磨して頑張っていきたい」と述べ、乾杯の発声とともにグラスを高く掲げた。
宴たけなわで、年男・年女による恒例の中締めが行われ、新年を祝う祝宴を締めくくった。
2013年01月21日