成人の日の14日、爆弾低気圧の影響で首都圏は午前中から大雪となり、道路や鉄道、空の便に影響が出た。とくに道路は車のスリップ事故などが多発した。
思わぬ冬将軍の到来でスタッドレスタイヤの特需に期待されたが、結果はそれほどでもなかったようだ。当初、気象庁は「東京23区および関東圏は積雪の可能性は小さい」としていたため、タイヤメーカー各社は事前に手当をしていなかったという。さらに、スタッドレス商戦が昨年末でほぼ終了したこと、降雪の当日が連休最終日とあって、外出を控えたドライバーも多かったことなどが要因となった。
「休日で小売店への配送が間に合わなかった」メーカーもあったが、それでも在庫がセールアウトしたショップもあり、特需の恩恵を受けた店も。
自動車部品量販店のオートバックスセブンの広報部の話によると「全国のチェーン店全体でスタッドレスタイヤは平日の2倍の販売。チェーン(ゴム製、金属製合計)は27倍と爆発的に売れた」としている。
2013年01月21日