三ツ星ベルトの賀詞交歓会（東京会場）は17日、都内の帝国ホテルで開催され、同社の取引先関係者ら２００名超が出席、三ツ星ベルトの役員、社員ら合わせて総勢３００名が参加した。開会に先立ち、東日本大震災の復興支援ソング「花は咲く」がビデオとともに流され、犠牲者への哀悼を示し、一日も早い東北地域の復興を全員で願った。
このあと、垣内一社長が登壇し、年頭あいさつを述べた。同氏は「１月17日は神戸の大震災の日であり、当社にとっても忘れられない日です。間もなく東日本大震災から２年が経ちますが、一刻も早い復興を願います。さて、昨年は米国ではオバマ大統領の再選、中国や日本ではリーダーの交代が行われました。日本は財政再建の脱皮が決まったわけではなく、依然として不透明な環境が続くものと思われます。
当社は原価低減を推進し、社会に信頼される商品開発を進め、上期はほぼ計画通りの業績を収めることができました。とくにゴム材料以外の分野において、通信機器用銅充填両面導通基板や静電気対策部品用ペーストなどを商品化、人工衛星などで採用されるなど、当社の技術力が認められている。本年も付加価値の高い商品開発に努め、世界のどの工場でも均一な製品造りに徹し、世界の顧客に当社の製品を安定して届けていきたい。引き続き、皆様のご指導ご鞭撻をお願いします」などと語った。
乾杯の発声は兵庫県一区選出の盛山正仁代議士が行い、新年のスタートを祝って懇親会に移った。
あいさつする垣内社長
