日本グッドイヤーは、欧州で開発された高い静粛性と乗り心地を実現したプレミアムSUVタイヤ「EfficientGrip(エフィシェントグリップ)SUV」を2月5日より発売する。サイズは7サイズ(16~19インチ、扁平率55~70%)、価格はオープン価格。
過去のSUV/4X4タイヤ市場では「悪路走破性」が重視されていたが、現在は「乗用車化」「ハイパフォーマンス化」が通行し、よりラグジュアリーなシティSUVへシフトし、タイヤについても基本性能に加え、静粛性と乗り心地が求められている。
同社は「WRANGLER(ラングラー)」ブランドでSUV/4×4タイヤを展開し好評を得ているが、オンロード向けの「WRANGLER HP」よりもさらに静粛性・乗り心地・グリップ性能が大幅に高まっている「EfficientGripSUV」が欧州で開発されたことから、ラグジュアリーSUVドライバー向けに日本導入を決定した。
新モデルはクローズドショルダーデザインの採用により、パターンノイズの拡散をブロック。ブロック配列の最適化と相まってパターンノイズが低滅されている。そしてベルト交錯角度をハイアングルにするショック抑制構造の採用により、タイヤ振動を抑え、ロードノイズを低減した。また、接地圧の最適化とともに、5つのリブ全体に多数のスリットを採用し、グリップ性能も向上している。ショルダーブロックのサイピング内に「バブルブレード」を採用し、トレッドブロックの歪みや変形を最少にコントロールしている。サイドウォールのプライ構造は90°と86°の異なる角度の2プライ構造。この採用により「ねじれ剛性」が強化され、ハンドリングにおけるドライバーの意思を正確に路両に伝えることができる。