㈱モルテンは1月17日、ベトナムに自動車用ゴム部品の販売を行う全額出資子会社「モルテンベトナム」を設立、本年7月から販売を開始すると発表した。
自動車メーカーや部品メーカー各社の海外生産シフトが加速する中、同社は市場が拡大傾向にあるアセアンへの販売を強化させる目的で子会社を設立した。生産委託はベトナムのルティメックス社であり、モルテンは同社に対して技術支援を行う。
設立した販売子会社の名称は「モルテンベトナムカンパニーリミテッド」。資本金は63万㌦(モルテン全額出資)で、総投資額は1億2000万円。本年7月からの販売開始を目指す。代表者は松本孝氏が就任。
モルテンの自動車部品事業の海外拠点は米国、タイ、中国、ドイツに次いで5ヵ国目となる。同社はゴム・樹脂の材料技術をさらに進化させ「走る・曲がる・止まる」基本性能に加えて安全性、環境、燃費性向上、快適性の視点から主力製品の低コスト化を実現する技術開発を進めていく方針。