社団法人日本金型工業会東部支部は17日、東京・上野の上野精養軒で新年懇親会を開催した。会には正会員、賛助会員などを含め２１１名が参加した。
毎年各分野の第一人者を招いて行われる特別講演は、「修羅場の経営学―企業再生の現場から見た中小企業の生き残り策」をテーマに、一般財団法人中小企業支援協会理事長の黒岩一美氏が講演を行った。講演で黒岩講師は倒産の危機にある中小企業の事例を用いて、復活のための組織改革と社員教育、生き残るための戦略等を紹介した。
続けて懇親会に移行し、加藤忠郎支部長が「今年は巳年で再生の年です。日本金型工業会にとっても再生の年にしてきたい」と開会の挨拶を述べた。次に経済産業省製造産業局素形材産業室室長の田中哲也氏、経済産業省関東経済産業局製造産業課課長の青木宏氏が来賓の挨拶。
最後に牧野俊清・同工業会会長が「政権交代で我々にとって元気が出てきた。金型業は技術があり、誇りにしていますが技術は進化していくので、自分たちの技術も見直していきたい」と今年の抱負を語った。
開会のあいさつする加藤支部長
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