日東化工の2013年3月期第3四半期決算(非連結)は、売上高72億9200万円、前年同期比0・6%減と微減、収益面は営業利益4600万円、経常利益3500万円、四半期純利益3000万円の黒字転換となった。
積極的な営業活動により、販売量の維持・拡大を推進した結果、売上高は若干の減収となったものの、営業利益、経常利益、四半期純利益は対前年同期比増益となった。
〈ゴム事業〉
鉄道分野を中心に、受注が好調に推移した成形品による売上高の伸長はあったものの、ゴムコンパウンドは販売量としては前年同期を上回ったが受託品について支給原料価格が下がった影響で減収となった。シート・マットは前年同期の震災特需と比較して減収となり、ゴム事業全体の売上高は45億8200万円、同1・6%減となった。
〈樹脂事業〉
樹脂洗浄剤などの売上高が好調に推移したため、リサイクルナイロンなどの売上高は増加したものの、高機能樹脂コンパウンドの10月以降の受注の一段の落ち込みにより、樹脂事業全体の売上高は25億6300万円、同0・7%減となった。
通期の業績予想については、売上高99億円、前期比0・7%増、営業利益6000万円、同132・7%増、経常利益4000万円、同327・7%増、当期純利益3000万円を見込んでいる。
2013年01月31日