豊田合成 第3四半期 自動車回復で営業利益4倍

2013年02月05日

ゴムタイムス社

 豊田合成の2013年3月期第3四半期連結決算は、売上高は主に東日本大震災およびタイ洪水以降のグローバルでの自動車生産の回復や主要顧客の好調な北米生産にも支えられ、前年同期比28・0%増の4452億円と増収。利益については、製品構成の変動や価格改訂等の減益要因はあったが、増販効果や合理化努力により、営業利益は同391・6%増の296億7000万円、経常利益は同510・4%減の290億7800万円、純利益は179億8300万円と大幅な増益となった。

〈自動車部品事業〉
 震災・タイ洪水以降の自動車生産の回復に加え、国内の上期におけるエコカー補助金等による需要喚起や北米における主要顧客の新型車投入等により、自動車生産台数が増加したため、売上高は3945億円、同26・0%増となり、利益についても販売増加により、250億円と大幅な増益となった。
〈オプトエレクトロニクス事業〉
 タブレット型情報端末や照明向けLED製品の販売の増加により、売上高は 428億円、同73・6%増となった。利益については増販効果により、43億円と大幅な増益となった。
〈その他事業〉
 主に空気清浄機の販売減少により、売上高は79億円、同21・5%減となり、利益は2億円と減益となった。
 通期の連結業績予想については、第2四半期時点の見通しと比べ中国での減産影響や、通期の自動車生産台数の見通しが明確になったこと、および為替相場の状況を加味し、売上高5800億円、前期比15・0%増、営業利益330億円、同61・6%増、経常利益320億円、同57・7%増、当期純利益185億円、同106・2%増に修正した。

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