ブリヂストンのインド子会社であるブリヂストン インディア プライベート リミテッド(BSID)は5日、マハラシュトラ州プネ市近郊にタイヤ新工場の開所式を行った。プネ工場では、既に2013年1月より乗用車用ラジアルタイヤ(PSR)の生産を開始している。また、2013年10月にはトラック・バス用ラジアルタイヤ(TBR)の生産開始を予定している。生産能力は乗用車用ラジアルタイヤが2014年末に日産約10000本、トラック・バス用ラジアルタイヤが2017年下期に日産約3000本に達する見込み。プネ工場は、インドール工場に続き、インドでは2番目のタイヤの生産拠点となる。
開所式では、ブリヂストンの西海和久代表取締役COOが挨拶を行い、成長するインド市場についての展望やインドでの更なる事業拡大について言及し、「タイヤの供給を通してインド市場のお客様に貢献していくことは、当社グループにとって大きな喜びであり、ひいては当社グループのインド市場における成功につながるものと確信している」と述べた。
BSIDはプネ工場の建設を通じて、自動車の生産・販売台数が拡大し、タイヤ需要の大幅な伸長が見込まれるインド国内市場向けの供給体制を強化するとしている。
〈BSID概要〉
▽会社名=Bridgestone India Private Ltd.(ブリヂストン インディア プライベート リミテッド)
▽代表者名=谷川裕己
▽所在地=マハラシュトラ州プネ市近郊チャカン
▽設立年月=1996年2月
▽資本金=158億5300万インドルピー
▽出資比率=株式会社ブリヂストン58%、ブリヂストン アジア パシフィック ピーティーイー リミテッド42%
▽従業員数=約2400人(2012年12月末現在)
〈プネ工場概要〉
▽所在地=マハラシュトラ州プネ市近郊チャカン
▽生産品目=乗用車用及びトラック・バス用ラジアルタイヤ
▽工場長=中村竜生
▽操業開始=PSR 2013年1月、TBR 2013年10月(予定)
▽敷地面積=約76万㎡
▽生産能力=PSR 日産約10000本(2014年末時点予定)、TBR 日産約3000本(2017年下期時点予定)
▽投資金額=約500億円
▽従業員数=約500人(2013年1月末現在)