横浜ゴム シンガポールに工業品販社

2013年02月14日

ゴムタイムス社

 横浜ゴム㈱は14日、今年4月、アジア・オセアニアにおける工業品の販売会社として、Yokohama Industrial Products Asia-Pacific Pte. Ltd.(YIP-AP)をシンガポールに設立すると発表した。
 好況が続く東南アジア、南アジア、オーストラリア市場で、コンベヤベルトやマリンホース、防舷材、高圧ホース、シーリング材など工業品全般の販売増を目指す。設立初年度は年間売上高19百万USドル、2017年度までに74百万USドルまで拡大させる計画。なお、資本金は1百万USドル(全額横浜ゴム出資)、設立時の従業員は6名を予定している。
 YIPーAPの設立で市場に密着したきめ細かい営業活動、技術サポートを実現、プレゼンスを高める狙い。そのためアジア・オセアニア各国へのアクセスが良く、事業インフラが整備されているシンガポールを選定した。
 横浜ゴムは2009年4月にドイツにヨコハマ工業品ヨーロッパ、2011年5月に中国に上海優科豪馬橡膠製品商貿有限会社を設立しており、海外での工業品販売会社の設立は3社目となる。 横浜ゴムは中期経営計画「GD100(グランドデザイン100)」において、2017年度をめどに工業品に航空部品とスポーツを加えたMB事業全体の海外売上高比率を現在の33%から50%に引き上げるとし、こうした海外販売拠点の設立を事業計画達成の施策に据えている。

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