東洋ゴム化工品販売 生コン打設用先端ゴムホース

2011年06月27日

ゴムタイムス社

生コン打設用先端ゴムホース 「テクノバトラーGT」

東洋ゴム化工品販売㈱は、生コンクリート打設専用ホースの新製品「テクノバトラーGT」を6月20日から発売した。 生コンクリート打設には専用ホースが使用され、作業者が先端部分(先端ゴムホース)を手に保持しながら作業を行う。建築物に使用される高強度生コンクリー トの需要増加に伴い、生コン打設時の圧力が大きくなってきており、先端ゴムホースは強度を向上させるため、反力や重量の大きいものが採用されてきた。 新製品「テクノバトラーGT」は、生コン打設の高圧化に対応し、従来よりも耐摩耗性を向上させることで長寿命化を実現する。
また、作業者に応じて負担軽減 を図り、作業の取り回しが容易にできるよう、重量を約10%軽量化した。これらは、東洋ゴムが自動車用タイヤ製造で蓄積しているゴム繊維補強技術や各種工 業用ゴム開発時に研究しているゴム配合などを含めた材料技術などを応用して実現した。 発売サイズは90A、96A、105A。85Aは近日発売予定で、価格はオープン価格。 〈製品の特長〉 ▽最適ゴム配合により長寿命化=生コンを排出する口元から2~3m部分は内圧も高く、筒先端に比べて摩耗が激しいことから、ホースの内面ゴムに自動車用タイヤ製造や工業用ゴム製品製造で培った独自配合による耐摩耗性ゴムを採用、長寿命化を実現した。 ▽高強度生コンクリートの圧送にも対応=高層建築などで需要が増加している高強度生コンによる打設圧力に対応するため、高い強度と耐久性を備え、生コンを排出する口元の破断圧力を従来品と比較して約15%向上し、閉塞時の安全性を高めた。 ▽圧送時のねじれ抑制と筒先反力低減により、作業性を向上=ホース内側の各層にある補強コード角度バランスや配置を改良したことにより、ねじれの発生を抑制し、筒先曲げ反力の低減を実現。これにより、作業者の作業性や操作性が改善した。 ▽加圧伸張率を低減=ゴムは伸張歪が大きいほど摩耗しやすいことから、構造開発技術により、従来品と比較して加圧時の伸張率を抑え、耐摩耗性を約5%向上。

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