ランクセスは、自家用車を所有し、かつ2年以内にタイヤ交換の経験がある全国の20歳から69歳までのドライバー618名(男性415名、女性203名)を対象に、「低燃費タイヤと自動車部品に関する意識調査」を実施した。
今回の調査で自動車を購入する際に車体や車部品の素材を気にするかを尋ねたところ、44・5%の人が「気にする」と回答し、素材がクルマ選びの重要な要素となっていることが分かった。
環境への関心は20代が最も高く、低燃費タイヤ使用率は30%を超え全体の約1・5倍の割合を示した。
世代別の結果では、20代の低燃費タイヤ使用率が31・6%(全体19・7%)、エコカーの所有率が28%(全体21・2%)とともに全世代で最も高い割合を示し、若者の環境への関心の高さが浮き彫りとなった。
自家用車がエコカーかどうかを尋ねたところ、全体では21・2%にとどまったエコカーの所有率が、低燃費タイヤ使用者に限ると、37・7%にのぼる結果となり、低燃費タイヤの使用者は、他のドライバーと比べて環境への関心が高いことが明らかになった。
環境保護・燃費向上のために重視していることを尋ねたところ、「エコドライブの実施」が58・9%、「定期的な車のメンテナンス」が56・1%と高い割合を示した。 また、8割を超えるドライバーが何らかの環境保護・燃費向上に向け
た取り組みを行っていると回答した。
自動車の車体が100キロ減った時のCO2削減率の予想を尋ねたところ、全体の80・9%が15%未満と回答し、多くの人が実際の削減率15%(ランクセス調べ)より
も低い予想をしていることが分かった。一方で、「車体軽量化のためのプラスチック」の認知度を尋ねたところ、約4割が「良く知っている」、
「まあまあ知っている」と回答し、軽量化への関心が低くないこともうかがえた。
今回実施した「低燃費タイヤと自動車部品に関する意識調査」では、当初の予想以上にエンドユーザーが環境に配慮した自動車選びや取り組み
を行っているとともに、自動車の部品・素材に対しても高い意識を持っていることが明らかとなった
今回の調査は、ランクセスが調査会社マクロミル社を通じて2012年11月に実施した。