カーボンブラック協会がまとめた12月のカーボンブラック品種別実績によると、出荷量4万3438㌧、前年同月比9・1%減と、9ヵ月連続で前年同月実績を下回った。 自動車の生産及びタイヤの生産が低下したことにより、カーボンブラック需要が減少したものと推測される。
12月の出荷内容は、タイヤ向けが3万418㌧、同9・9%減、一般向けは8871㌧、同11・1%減。非ゴム向けは2901㌧、同5・9%減となった。なお、11月の輸入量は1万4028㌧、同28・8%減となった。
以上の結果、1―12月の出荷量は全体では62万5632㌧、前年同期比8・4%減となった。内訳は、ゴム用が58万8348㌧、同8・4%減、非ゴム用・その他は3万6747㌧、同8・3%減。一方、生産量は全体で63万4575㌧、同6・6%減となった。
なお、ゴム用出荷のうちタイヤ向けは45万1284㌧、同9・7%減、一般ゴム向けは12万1639㌧、同3・8%減。