日本プラスチック工業会連盟がまとめた12月のプラスチック原材料生産実績は前年同月比5・9%増の93万524トンとなった。
総合計では、18ヵ月ぶりに増加へと転じた。
主な原材料でみると、熱硬化性樹脂の合計は7万3822トンで前年同月比3・0%減となったが、その中で、エポキシ樹脂が同4・2%増の1万1299トンと増加率が高く、ユリア樹脂が同13・2%減の5166トンと減少率が高かった。
熱可塑性樹脂の合計は81万1642トンで同3・1%増となり15ヵ月ぶりに増加へと転じた。その中で、高密度ポリエチレンは同21・4%増、ポリスチレンの成形材料は同22・7%増、AS樹脂は同47・9%増と大幅な増加となった。一方、ABS樹脂は同15・1%減、メタクリル樹脂は同13・0%減、ふっ素樹脂は同30・8%減、PET樹脂の容器用は同30・3%減、PBT樹脂は同28・0%減と大幅な減少を示した。
この結果、1―12月累計のプラスチック原材料生産実績は前年同期比6・0%減の1053万9548トン。主な原材料では、特にウレタンフォームが同11・5%増となった。