積水化学は25日、塩化ビニル管および関連製品を3月21日出荷分より値上げすると発表した。
対象製品と値上げ幅は、塩化ビニル管全般で20%以上、排水継手・下水継手で20%以上、電力・通信ケーブル保護管・継手で
20%以上、給水継手・マス・塩化ビニル管用接着剤・保温材で15%以上、プラント管材全般で15%以上、ポリエチレン管および継手で15%以上となっている。
管材および継手などの主原料である塩化ビニル樹脂やポリエチレン樹脂などは、国際的な原油・ナフサ価格の上昇を受けて、昨年から価格上昇が続いており、今年に入っても、円安の進行などによる原油・ナフサ価格の上昇が続いており、原料の安定確保の必要性からも、原料樹脂の値上げを受け入れざるを得ない状況となった。
同社では、コスト削減や効率化を推進してきたが、電力費や物流費の上昇も重なり、自助努力の限界に達したので、販売価格の改定に踏み切った。
2013年02月27日