5日に発売開始した新商品「木造住宅用制震ダンパー「MIRAIE・2×4」は構造用合板を使用したパネルタイプの制震システムで2×4工法用2階建て及び平屋住宅に対応する商品。
特長は1つの制震システムに同社独自の高減衰ゴムテクノロジーで開発した高減衰ゴムを6個採用。振動エネルギーを熱エネルギーに変換することで地震の揺れを効率良く吸収し、高い地震エネルギー減衰効果を実現した。またその後も繰り返し発生する余震の揺れを効果的に吸収し続けることで家の損傷を軽減。ゴムの経年耐久性は90年であることを実験で確認し、定期的なメンテナンスが不要となるため、長期にわたり地震からユーザーの住宅を守り、安心・安全を提供する。
新商品発表会の冒頭で三野哲治代表取締役会長は「当社は長期計画『ビジョン2020』を発表し、その目標達成のための3つ成長エンジン(新市場への挑戦、飽くなき技術革新、新分野への創出)を掲げており、MIRAIEはまさに新分野への創出を担う商品。今回のラインアップ拡大により、今後さらに積極的に事業展開を図っていく」と意気込みを述べた。
次に、同社の制震事業推進部ビジネスチームリーダーの松本達治氏が「MIRAIE・2×4」についてプロジェクターでわかりやすく解説をした。
昨年販売した在来軸組み工法用「MIRAIE」の実績は3月の現時点で1500棟以上の実績を持ち、2015年までの販売目標は在来軸組み工法用「MIRAIE」が1万2000棟、「MIRAIE・2×4」が2500棟を目指していく。今後のラインアップは6月にリフォーム用商品を発表予定、同時期に実物大の住宅を用いて振動台実験を行う予定となっている。