住友ゴム工業は、環境貢献、安全管理、経費削減などの輸送業界のニーズに対応するために、トラック・バス用タイヤ総合サポート「 ECO SMART PLAN」のサービスを提供している。
同プランの詳細について、3月7日に開催された公開低燃費テストの会場で、執行役員ダンロップタイヤ営業部長山本悟氏が解説した。
同サービスは、顧客に最適なタイヤをその場で提案する「ベストタイヤセレクト」と顧客が安全で確実に運行できるようにサポートするメンテナンスプログラム「セフティーアシスト」の2つのプログラムで構成されている。
ベストタイヤセレクトは、iPAD上で顧客と面談しながら、その場で快適なタイヤを提案できるのが特徴。
顧客はiPAD上で5つの質問に答える簡易診断を行うことにより、その場でおすすめのタイヤが提案される。その上で、詳細なタイヤ使用状況を顧客からヒアリングすることにより、新品タイヤを2度使用するプランと更生タイヤを使用するプランが提示され、顧客の要望に応じた最適なタイヤが選択できる。どちらのプランでもコスト削減額に加え、CO2の削減量も提示される。 セーフティーアシストは、
メンテナンスサポートとネットワークサービスから構築される。
メンテナンスサポートは、タイヤ点検、データ管理、タイヤメンテナンスのサイクルを効果的に回せるようにサポートするサービス。
タイヤ点検では、ダンロップスタッフが実施する方法に加え、顧客自身で効率よく点検できるようにするノウハウを提供。タイヤセミナーを開催することにより、日々の管理方法や走行時の注意などもアドバイスする。
データ管理では、顧客自身がタイヤを管理し、交換時期を簡単に把握できるパソコンツールを提供する。
メンテナンスでは、ダンロップスタッフの作業品質向上を目的として、毎年「全国TB作業コンテスト」を実施し、作業力を競い合っている。
もう一つの柱であるネットワークサービスでは、販売店のサービスエリア外、営業時間外のタイヤトラブルや車両故障が発生した場合でも、迅速な出張サービスが受けられる「DFNeT」を運営し、エコと安全運行に貢献していく。
山本氏は、「 ECO SMART PLANを通じて、
顧客のエコと安全運行に貢献していきたい」と締めくくった。