大阪ゴム工業会(新田長彦会長・ニッタ㈱代表取締役会長)・青経会共催による恒例の新春講演会が3月8日、午後4時から大阪市北区梅田のヒルトン大阪で開催された。
今回は日本エネルギー経済研究所の森田浩仁理事が、「最近のエネルギー事情~我が国はいかなるエネルギー源を選択するべきか~」をテーマに講演した。青経会の大島勲会長が開会の挨拶をし、その後講師の森田理事が紹介された。
講演では、「流体からガス体の時代に」と題し、我が国のエネルギー利用の歴史と現状、順調に拡大する天然ガス利用、シェールガス革命などを詳細な資料で解説した。
続いて「我が国はいかなるエネルギー源を選択するべきか」と題し、震災前後で異なるエネルギー政策、エネルギー政策を策定するに際して考慮すべき事項、アジアを中心に拡大するエネルギー需要と石油価格の高騰、再生可能エネルギーは原子力を代替できるのか-などをテーマに取り上げ、解説した。
会場には大阪ゴム工業会会員企業、青経会会員が多数参加し、聴講者は熱心に耳を傾けていた。
講演後に講師を囲み懇親会が行われた。乾杯の音頭は新田会長が行い、「これから我々物づくりをやっていく中で、電気がなければやっていけない。一つの基礎を考えられるようなお話をして頂いた。感謝したい。工業会の発展を祝い、青経会の発展、個人の発展を祝い、乾杯したい」と述べ、乾杯の発声とともにグラスを高く掲げた。