三菱化学は11日、アクリル酸などの石油化学製品の値上げを行うことを発表した。
価格改定時期は3月11日、対象製品はアクリル酸、アクリル酸エステル(アクリル酸ブチル、アクリル酸2エチルヘキシル、アクリル酸メチル)、オキソアルコールおよびブチルアルデヒド(2エチルヘキサノール、ノルマルブチルアルコール、イソブチルアルコール、イソノニルアルコール、ノルマルブチルアルデヒド、イソブチルアルデヒド)で、全てkgあたり15円以上を値上げする。
同社はこれらの製品の2月以降納入分について、国産ナフサ基準価格6万2000円/kl超に対応した、15円/kg以上の価格改定を実施した。しかしながら、その後も円安の進行や原油価格の上昇などに伴い、ナフサ価格は一段と上昇を続けており、今後、6万8000円/klを超える水準となることが見込まれている。また、用役や副原料など、諸経費のさらなる上昇も見込まれ、こうした状況は当面続くものと思われることから、今回再度の価格改定を行ったとしている。
2013年03月12日