ノキアンタイヤ 氷上走行で世界新記録を達成

2013年03月21日

ゴムタイムス社

 フィンランドのノキアンタイヤは13日、氷上の自動車走行スピードにおいて世界新記録を達成したと発表した。
 テストドライバーのヤンネ・ライティネン氏はボスニア湾の氷上を時速335・713キロ(208.602mph)で走行。今までにはないグリップとスピードは、ウィンタータイヤの世界的先進メーカーの先端的製品であるノキアン ハッカペリッター8 スタッドタイヤ(255/35R20 97 T XL)によるもの。
 高速で走行する際には、トップクラスのウィンタータイヤは、高出力の自動車の性能を管理するための絶対的なグリップ、構造の耐久性、正確なハンドリングを必要とする。ハッカペリターウィンタータイヤ製品シリーズの最新製品に使用されている、同社独自のノキアン エコ スタッド 8テクノロジーは、安定し、予測可能なハンドリングを感じられる、バランスのとれた縦横のグリップを確実にしている。これらは凹凸のある氷上や、冬の道路の通常の追い越しの際にも必要とされる。
 ノキアンタイヤのテクニカルカスタマーサービスマネジャーのマッティ・モーリ氏は「極限の制約下での厳しいテストが、常に消費者の関心に適合します。私たちは新しいハッカペリター 8に非常に難しい課題を課したいと思いました。自動車が秒速93メートル以上で走行し、スタッドが氷上を43回たたくような非常な高速では、タイヤに集中する力はとても大きくなります。空気抵抗が増すと、自動車を加速させるためにさらにグリップが必要になります。グリップに加え、ハンドリングと安定性もまた必要です」と述べている。

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