葛飾ゴム工業会(藤井直行会長)は15日、東京・葛飾区のかつしかシンフォニーヒルズ別館「メヌエット」で第3回勉強会を開催した。
同会はゴム技術の向上や情報提供の場として、各種講演会や勉強会を毎年開催している。当日は34名が参加し、会場は満席状態だった。
今年度は「ゴムに関する理論武装を図る」というテーマのもと、前2回は「一般社団法人化学物質評価研究機構(CERI)」の研究職員との交流を深めて進めきた。今回は「ゴム加工技術の再確認」をテーマに、現場に近い目線からの勉強会を企画。ゴム業界で30余年にわたり現場の経験を積み、ゴム技術コンサルタントとして活躍している大坪一夫先生を招き、90分に渡り講演が行われた。
勉強会では、大坪先生の著作「ゴム加工技術」をテキストに、大坪先生は現場で課題となるロール練り、ゴム配合、金型成形、加工技術等の具体例を挙げながら、わかりやすく解説をし、参加者は熱心に講演に耳を傾けていた。
講演会終了後、質疑応答が活発に行われ、多くの質問がなされた。