東海ゴム工業㈱は、関連会社のイノアックトーカイ(タイランド)を2013年度中に連結子会社とすることを決定したと3月21日、発表した。
同子会社(略称=ITTC)は、㈱イノアックコーポレーションの関係会社と、そのタイでの共同事業者および東海ゴムにより2001年に設立したタイの自動車用ゴムホースメーカー。ITTCは、イノアックグループのリソーセスと東海ゴムの技術力を活かして順調な成長を続けてきた。
東海ゴムはITTCの株式保有比率(議決権ベース)を現在の34%から50・6%に高めて経営参画の度合いを強めることで、営業・生産部門における自社のノウハウを投入することにより①お客様のニーズに合わせたきめ細かな営業体制の構築②現地生産の強みを生かした迅速な供給体制の実現③環境規制対応など、高品質な製品を低コストで生産する体制を整える。
東海ゴムの自動車用ホース事業は、同じアセアンのインドネシア・ベトナムでも新会社を設立、欧州・南米ではイタリアのダイテック社を買収するなど、グローバル供給体制の整備を進めている。
タイにおいても、イノアックとの協力関係をベースに、ITTCへの経営参画を高めることで、その充実を図る。
2013年03月21日