バンドー化学は3月28日、アセアンやインドを中心に技術サービスの強化を図るため、タイの子会社Bando Manufacturing(Thailand)Ltd.内に、アジア技術センター(Asia Technical Center、略称ATC)を開設すると発表した。
アセアンやインドでは、経済成長に伴い、日系メーカーをはじめ、現地メーカーにおいても、順調に生産が拡大するとともに、各地域での開発機能の強化が進んでおり、現地での技術サービスの提供に対する顧客からの要望が増えている。このため同社では同地域での技術サービス力を強化し、自動車用ベルト、一般産業用ベルトなどの同社製品に関する技術情報等の提供や製品開発に向けた情報収集を行うべく、技術センターの開設を決めた。
バンドー化学グループでは、以前から米国およびドイツに、現地自動車メーカーとの技術情報のやり取りを主目的として、技術員を配置しているほか、昨年2月に中国・上海市の子会社Bando (Shanghai) Management Co., Ltd.内に、技術センターを開設しており、米国、ドイツ、中国、タイの世界4極で技術ネットワークを構築することになる。今後、日本と海外の技術ネットワークが連携し、グローバルに拡大する日系メーカーや各地域の現地メーカーに技術サービスを提供することで、さらなるグローバル事業活動の拡大に取り組んで行く。
Bando Manufacturing(Thailand)Ltd.の概要
所 在 地= 47/7 Moo 4, Bangpla Road, Tambol Bankao, Amphur Muangsamutsakorn,Samutsakorn,74000, Thailand
代表者=取締役社長 角田 和則
出資比率= バンドーグループ100%出資
主な事業内容= 伝動ベルト製品の製造、販売