宇部興産　機械事業子会社間で合併

　宇部興産は３月28日、連結子会社である宇部興産機械株式会社と、同社子会社である宇部テクノエンジ株式会社が、２０１３年10月１日付けで合併すると発表した。
　両社の事業を取り巻く環境は、国内にあっては、市場の成熟化による新規設備案件の減少、海外にあっては、新興国の発展に伴う市場の急激な拡大が進展しており、これら大きな構造変換への対応が急務となっていた。
　そこで、各種産業用機械の製造・販売を手がけ、技術及び商品開発に優れる宇部興産機械と、顧客各社の設備・機器の保守・修理・改造等を手がけ、日本及び全世界をカバーするサービスネットワークを通じた顧客ニーズの把握に優れるテクノエンジの事業を統合し、両社の経営資源を最大限活用した製造・販売・サービスの一体化を推進することにより、グローバル市場へのさら
なる浸透を図るとともに、多様化するニーズへの対応力を強化し、事業の拡大を目指すこととした。
　合併は、宇部興産機械を存続会社とする吸収合併方式により行うもので、宇部興産機械がテクノエンジの権利義務すべてを承継する。なお、本合併が当社連結・単独業績に与える影響はない。
合併新会社の概要
▽社名＝宇部興産機械株式会社
▽事業内容＝ダイカストマシン、射出成形機、押出プレス、破砕・粉砕機器、窯業機器、運搬機、除塵装置、環境関連機器、橋梁、その他産業用機械等の製造・販売、およびこれら機器に関連する保守、修理、改造
▽本社所在地＝山口県宇部市大字小串字沖ノ山１９８０番地
▽代表者＝未定
▽資本金＝67億円（宇部興産１００％出資）
▽従業員数＝１０００名