東日本大震災を契機に、免震・制震に対する一般消費者の認知度が高まり、今後も想定を上回る巨大地震の発生が危惧され、高層ビルをはじめ戸建住宅の免震・制震建物への関心がより一層高まってきた。
日本免震構造協会では、免震建物および制震建物のデータ集積を同協会会員を中心に行っており、2010年末までの免震建物棟数は、ビルもので約2800棟、戸建住宅で約4200棟、両者を併せると約7000棟、制震建物棟数は約1000棟と発表している。特に免震構造は1995年の阪神大震災をきっかけに進展し、免震建物棟数、戸建住宅数、制震建物棟は年々増加しており、一昨年の東日本大震災の影響で、ますます免制震の建築物の需要は広がっている。
2013年04月03日